読了

tolchock2004-07-24

菊地さんの文章ってのは、スピード感って言うかなんかそんなもんがあって、
ついついスルスルと引き込まれてしまうんですが、そんな面白文の中に、
適度な量にまぶしてある、JAZZ、現代思想、料理等の難しい単語がまた、
スパイスの様な感じで食欲をそそり、その単語を調べてから、もう一度本を
読めばまた、さらに深くハマって行くという循環が発生するんですよね。
おかげで、興味の方向が彼の放つ単語の解析ばっかりに向いて、かれこれ
1年ぐらいになったんですが、ようやくその熱も冷めてきて、そろそろ
興味の方向を自分で探そうと思ってたんですが、「歌舞伎町の〜〜」を
読んだら、また菊地方向に呼び戻されてしまって、ああ恥ずかしいなぁ、って。


今日午前中は、庭に出てたんだけど、午後からは優雅に読書しようと思って、
そのまま「歌舞伎町の〜〜」を読み終わってしまった。それにしても
「日本にエレガントを取り戻す」って彼がどっかに書いてた言葉が、
果たして本意かどうかは知らないけど、本当に面白いひとだなぁと思う。