1月31日

午前3時に気温7度だから、この時期にしては温かいかな。とにかく静か。
時折満月が雲の隙間から覗くけど、写メで撮ったって点にしかならなかった。
病院に着いて、夜も明けてみれば外は穏やかな晴れ模様。冷たいお茶が美味い。
部屋には地震計みたいな機械があって、妊婦のお腹の痛さ具合がグラフになって紙に印刷されてる。
(スゲー。どんな仕組み?)
まぁ、8時間俺は、ほとんどこの地震計を見て過ごすんだけどね。
無事生まれてからは、じいじとばあばと対面したり、みんなに報告メールだしたり、とても穏やかな時間。
新聞を買ったんだけど、面白い記事も載ってなかった。平和な一日だったってことだね。
夕飯は2人で病院の個室で食べた。俺は買って来たサンドイッチだけど、
母ちゃんのご飯はステーキで、とても軟らかかった。
テレビは笑点見てた。「ちびまるこちゃん」は20周年記念特番だった。


今日一番印象に残ったのは、母ちゃんの目。
あと、ちょっとで生まれる〜って場面で、俺が
「あともう少しだって!頑張って!」って声かけたのね。
それまで苦しくて、俺を全然見てなかった母ちゃんが突然「カッ」って俺を見たの。
そして俺の目をしっかり見ながら大きく首を縦に振ったんだよ。
も〜、なんかスゴくドキっとした。


な〜んて書いても、よくわかんないよね。
まぁ君が生まれてきた日は、こんな感じだったんだよ。