夏の思い出話を一つ

8月の思い出でも1つ書いておこうか。
箱根に行った話。
自転車で。
発想がおかしいですか?
しょうみな話、「無理だったら途中で引き返そう」って
思ってたんですよ。だって、登りきれるのか全然
判んなかったんだもん。「立ち漕ぎしても登れない
ような坂があったらどうしよう」とか、
「休憩出来る場所が無い道が何キロも続いたらどうしよう」
とか、そんな不安。
でもなんか、その不安に駆られて行きたくなるんですよ。
そんなお年頃ってことで。


一応、安全の為の用意はそれなりにして、
意気揚々と家を出たのは、8月1日の朝5時。快晴。
家から箱根湯本まではスルっと1時間半。
そこで自分は一度自転車を降りて、
目の前にそびえる天下の険を見上げるわけだ。
「Mだ。Mだ。おまえはMになるんだ〜!」
と心の中で叫び、箱根へアタック開始。
ゴォ〜〜っと、勢いよく走ったのは、最初のン百メートル。
いきなりキツイ。やっぱ素人にはムリ?
これホントに一番軽いギヤ?なんて。
宮ノ下の交差点の先なんて、ずっと立ち漕ぎじゃないと登れないし。
でも俺は負けなかったよ。
足をパンパンにして漕ぐこと2時間。
5回の休憩を挟んだけど、自転車を押して
歩くことなく頂上へ到着!
最後は下り坂を爽快に駆け下りると、見えてくるのは芦ノ湖
箱根駅伝のゴールのあの場所だ。うぉ〜〜!
8月1日。ここに立派なM男が一人誕生しましたとさ。