環境保護
を訴える「ファインディング・ニモ
っつ〜映画のヒットで、熱帯魚のクマノミ
乱獲されてるって〜のは凄く古典的な皮肉でラブリー。


そんな
古典的な皮肉の話ですが、19世紀ヨーロッパ
で流行った皮肉があります。
ロマン主義アイロニー」ってヤツです。
どんなのかって言うと、例えば何処か大きな劇場で
なんかの演劇を見てるところを想像して頂戴。
そして劇中の半分ぐらいで誰か死んだとするじゃないですか。
そして場面が変わるところ(ドリフのセット入れ替えの場面みたいな)
でひょこっと役者が捨てゼリフを吐くわけです。
「第5幕のドまんなかで死ぬヤツあるか!」って。
これが「ロマン主義アイロニー


ここまでは
まあ、ソフィーの世界でも読んだ事あれば誰でも知ってる話。
そこでふと考えた訳ですよ。そんな歌の歌詞書いたら
面白くねぇかな〜って。アレコレ考える。
例えば歌詞の中に、
「ドラムもたんな!」
「ギターヘタ!」
「曲短ぇ〜!」
「帰れバカ!」
ってイロイロ考えてたんだけど、
全然面白くないのな。


よくよく
考えてみたら、そんな事やってるヤツ知ってるわ。
ラモーンズのJUDY IS A PUNK。
「ジャッキーとジュディはベルリンに行って、
 まあよく判んねぇけど死んじゃうのさ」
っていう、なんだかミモフタもない歌詞だけど、
1番と2番の繋ぎで、
「2番は1番と同じで〜す♪」
ってのが入ってて、やるきの無さが炸裂してて好き。
これも「ロマン主義アイロニー」ってな感じじゃない?


そんな訳で
久しぶりにラモーンズの1st聴いたらカッコよかった。
そんだけ。
ちなみにラモーンズの1stは俺が生まれた1ヶ月後
ぐらいに発売したんだって。